自称:小説家 翔子の日常

こちらは、執筆家としての日々の悩みと、投稿完了の報告を綴っていくブログです

読書感想文:「流星の絆」東野圭吾

(4月に投稿しようとした感想文ですが、約3か月過ぎてしまいました。お許し下さい。)

 

改めまして、こんにちは! こんばんは!

 

年が明けて四か月過ぎてしまいました(?) すでに4月も終わりに近づいてます(←7月22日です)今年も終わるのが早くなりそうです。

それはさておき、皆さま、お変わりはありませんか? 私は相変わらず元気です。遅くなってすみませんが、今年もどうぞよろしくおねがいします!!

 

ここ四ヶ月の間、アルファポリスにて「ミステリー大賞」なるイベントが開催されていまして、以前に執筆していたミステリー小説「オリオンの館~集められた招待客~」を再編成し、賞に参加応募するために必死こいてました(笑)

 

やっぱり書き方が上手な方々がアルファポリスには多いので、倍率高そうですが。

 

読書感想文で綾辻行人氏の「館シリーズ」を読む前から「館もの」を作っていたので、「館シリーズ」には運命を感じていたのです。

もう選考中なので、投票していただくことは出来ないのですが、もし気になるという方がいらっしゃれば、リンク張っておきますね!

 

www.alphapolis.co.jp

 

申し訳ございません、既に終了しました。

結果は……聞かないでください。

 

では、本題の読書感想文に行きますね。

 

クリスマスから正月にかけて帰省した折、親の本棚に「流星の絆」があったのでそれを手に取って持ち帰り、この間ようやく読み終えました。

 

2008年にTBS金曜ドラマで放送していました「流星の絆」の原作になります。

 

ドラマと小説では、大まかな設定は踏襲されているものの、コメディ要素があって面白かったと記憶しています。クドカンなんですが、コメディの中にシリアスさを組み込ませる天才なですよね。

 これ以上ドラマを推すと自称:小説家ブログの意味がないので割愛しますね。

 

ひとまず、あらすじをどうぞ!

 

 惨殺された両親の仇討ちを流星に誓いあった三兄妹。「兄貴、妹は本気だよ。

 俺たちの仇の息子に惚れてるよ」 14年後──── 彼らが仕掛けた復讐計画の誤算は、

 妹の恋心だった。

                   (裏表紙に記載されたあらすじから引用)

 

神奈川県横須賀市にある洋食店「アリアケ」。

店を営む有明夫妻の三兄妹、功一、泰輔、静奈は、夜中にひっそり家を抜け出し、ペルセウス座流星群を観に出掛けた。

しかし、雨で何も見れず、気落ちしながら家に帰ってみると、両親が何者かによって刃物で惨殺されているのを功一が発見した。

警察が到着し、身寄りもなかった三人は養護施設に送られ、そこで幼少期を過ごした。やがて、三人は別々に暮らすようなるが、それぞれ詐欺に合うなど不遇に巻き込まれて行った。

強く生きるため、いつしか、兄妹は再び集まり、裕福な男性をターゲットにした詐欺犯罪に手を染めていく。

事件から14年経過し、時効を迎えようとしていたその頃、洋食チェーンの御曹司、戸神行成をターゲットにしていた三人は、彼の父親・政行が、両親が惨殺された時間に家から出てきた人物に似ていることに気付く。

さらに、妹の静奈が偽名を使って行成に招かれ、「とがみ亭」の試食会に参加した。そこで、名物という、ハヤシライスを一口食べると、両親が切り盛りしていた「アリアケ」のハヤシライスと同じだということに気付く。

静奈の報告によって、功一は、両親は行成の父・政行によって殺害され、そしてその政行がレシピを盗んだ犯人であると確信付けた。

目的を変更して、行成に接近をし政行を陥れるための様々な罠を張り、作戦は順調に進んでいるかに見えた。しかし、静奈が行成に恋心を寄せてしまっていることを兄二人を知り困惑していく。

 

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とまあ、前半部分はこのような内容です。

 

この小説は、一人称や三人称というのではなく、三人称多元視点で様々な人物の目線で章ごとに区分されていて、新鮮でした。他の方の小説で時々、犯人らしき人物の目線で物語が進んで行く物もありますが、こういう感じは個人的に読んだことなかったので新鮮に、そして面白く読めました。

 

私はまだまだ小説家としては未熟で、とにかく色々な小説を読んで地の文を勉強しないと書けない域に居ます。

主に地の文を熱心に読んでそれを書き写し、参考にしているのですが、東野圭吾氏の書き方はとてもシンプルでいて、ストーリーや作者の思いがガツンと心に響いて来ます。

なので、482ページあるのですが、続きが! 続きが! と、気になる展開がふんだんに散りばめられています。それと、ほかの作品を読んでいないので不明ですが、「流星の絆」に関しては番号で章分けがされています。

アルファポリスでもそういう書き方をされている方もいて、「題名よりも番号の方が、読者は先入観なしで読むのかな」と考えさせられました。

 

とまぁ、こういった具合です。ドラマとは展開が少し違うので新鮮に楽しめる作品かなと思います。東野圭吾氏の作品で特に「ガリレオ」が好きなので、「ガリレオ」の原作小説を読んでみたいなと思います。

 

それでは、また次の読書感想文で。

 

お体に気を付けてくださいね。